多摩地域で活躍する事業者と連携し、豊かな空間や、暮らし方・働き方の提供を目指すプロジェクト「キテン事業部」。キックオフイベントの様子や、多彩な参加者の活動、動きつつある連携などについてご紹介します。
多摩の”はずむ”パートナーが立川に集結!
けやき出版×東京R不動産のプロジェクト「キテン事業部」。多摩地域で活躍する事業者とタッグを組み、地域の魅力や事業の収益の向上を目指す取り組みです。地域に根ざす事業者と一緒に、豊かな空間や、暮らし方・働き方の提供を目指しています。
詳しい内容はこちらの記事で。
求む! 多摩の“はずむ”パートナー!
まずはキックオフとして、「求む!多摩の”はずむ”パートナー!」と題したイベントを開催。参加したのは、飲食や林業の事業者、建築家、デザイナー、アーティスト、弁護士、染物職人など……。業種も地域もさまざま。
それぞれが「キテン事業部」でやりたいこと、これからチャレンジしたい事業などを紹介。分野は違うけれど「その取り組みコラボできるかも」「私も同じテーマを持っている」といった、地域事業者ならではの意見が飛び交いました。
続いて行ったイベントでは私たちから参加者にアイデアを提案。「どうやったらできるだろう?」「こういう関わり方があるかも」と、コラボレーションが動き始めそうです。
今回はそんな意欲的な方々の中から、3名の活動をご紹介します。
東京の新しい木こりたち
東京都で唯一の村、檜原村にある約20ヘクタールほどの社有林を持つ林業の会社「東京チェンソーズ」。30〜40代の社員を中心に、「東京の木の下で、地球の幸せのために山のいまを伝え、美しい森林を育み、活かし、届ける」という理念をもと、東京産の木を育て、広める活動をしています。林業の継続と発展のため、ファンコミュニティを育成し、事業領域を広げたいと話します。
森林という大きなフィールドを題材に、アーティストとコラボしよう、遠方のファンを取り組むのはどうか、といったアイデアも。森を使った企業研修などのプログラムの開発にもトライしていきます。
地域をデザインすることを“なりわい”に
棚橋早苗さんは、グラフィックやプロダクトのデザインだけでなく、コミュニティデザインも手がけるデザイナー。自然と人間の共生をデザインで解く「ひみつ基地」の代表を務めるほか、小平や東大和などさまざまな地域や行政と連携したプロジェクトに関わっています。
今回は空き地を使用した、たき火プロジェクト「たきviva!」の運営について意見交換。コミュニティや仮設的な場による地域のデザインを広げるべく、展開を模索しています。
「居合わせるミラクル」をつくるカフェ
カフェ「田無なおきち」をはじめ、西東京市、武蔵野市に4店の飲食店を経営し、「にわとくらコミュニティ」の代表である佐藤うららさん。市内の使われていない蔵を使用したコミュニティづくりや、一杯のコーヒーを起点とした新たなサービスにも取り組んでいます。
地域の相談事を知らず知らずに受けてきたことや、場所を持っていることの強さを再発見。地域を育てていく・守っていくサポートをしていきたいといいます。次の世代に地域や活動を継いでいくべく、「キテン事業部」との連携を探っていきます。
イベントをきっかけに、現在は数名の事業者との連携が進行中。新たな出会いや発見に、私たちもワクワクしています。
まだまだ募集!“はずむ”パートナー
多摩エリアに足を踏み入れてから2年あまり。いろんなところで関係が生まれ、実際のプロジェクトも動き出しました。
でも「もっと活動を広げていきたい!」ということで、まだまだパートナーを募集中! 「こういう事業アイデアがあるんだけど、多摩で一緒にやりませんか?」という事業者の方、ぜひ一度ご連絡ください。
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「キテン事業部」については、けやき出版の情報誌『BALL.VOL5』でも紹介しています。特集テーマは「発酵のしごと」。多摩らしい働き方として、「醸す」仕事にフォーカスしています。ぜひ書店で手に取っていただけたら。
BALL.|株式会社けやき出版