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news 2016.5.31
 
『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』出版!
馬場正尊(東京R不動産/Open A)
 

東京R不動産のディレクター馬場正尊が、日本中の街を訪れる中で感じた変化の空気。その理由とメカニズムを解き明かし、まちづくりの次の概念を探し出す本が出版されました。
あるエリアで同時多発的に起こるリノベーション。アクティブな点は相互に共鳴し、ネットワークし、面展開を始める。それがいつしか増幅し、エリア全体の空気を変えていくような状況の中に可能性を見出し、そこからエリア形成の新しい手法を導き出します。
本の発売に合わせて、東京と大阪でトークイベントも開催。ぜひご参加ください。

『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』表紙(左)、モデルケースとした6つの街/エリアのダイアグラム (右)

まちづくりの次の概念「エリアリノベーション」

職業柄、日本中の街を訪れる。そして時々、「この街の変化は本物だな」と感じるエリアに出会う。骨太で、着実で、しっかりとした経済活動が行われている。しかも、かっこいい。ここならしばらくの間、住んでみたいと思えるような街だ。

そこには何か、理由や法則みたいなものがあるのだろうか? きっとあるはずだ。それは何なんだろう。そんなことを考えたのが、この本を書くきっかけだった。

そして、いくつかのエリアで偶然に、無秩序に起こっているように見えるこの変化に、実はある基本構造が存在していることに気づき始める。

これまでのエリア形成は、「都市計画」という単語の下で行われる、行政主導のマスタープラン型の手法か、「まちづくり」という単語の下で行われる、助成金や市民の自発的な良心に依存した手法のいずれかによって行われてきた。

しかし僕らは今、そのどちらでもない、新しいエリア形成の手法を発明しなければならない。デザイン、マネジメント、コミュニケーション、プロモーションなどがバランスよく存在する手法。僕はそれを「エリアリノベーション」と名付けることにした。

エリアリノベーションの概念ダイアグラム (左)と、基本構造とローカライズのダイアグラム(右)

点のリノベーションから、面のリノベーションへ

この10年で「リノベーション」という単語は建築の世界だけではなく、一般社会にも流通し定着した。最初は古い建物の再生を意味していたが、最近はよりダイナミックな価値観の変換を期待する空気を感じる。

リノベーションは単体の建築を再生することだが、それがあるエリアで同時多発的に起こることがある。アクティブな点は相互に共鳴し、ネットワークし、面展開を始める。それがいつしか増幅し、エリア全体の空気を変えていく。

地域性や登場人物によって、立ち上がる街の風景はまったく違うが、そこには必ずいくつかの共通点がある。この本ではそれを浮かび上がらせ、新しい方法論としてまとめることを目指した。

カネマツ・長野市善光寺門前町(左上)と、本の家・尾道市旧市街(右上)、UT・神田 日本橋 (左下)、DJANGO・大阪市阿倍野 昭和町(右下)

エリアリノベーションの法則を探して

最大の目的は、現段階で成功していると思われるエリアリノベーションの法則を探すことだ。

人口や産業、街を構成する人々のキャラクターや、積み重ねられた歴史など、街はそれぞれまったく違う背景や条件を持っている。しかしそれを超えて、成功の要因となる骨格が存在するのではないだろうか。

僕はそれを「基本構造」と呼ぶことにした。
そして、地域ならではの事情や条件によって左右される要因を、「ローカライズ」と呼んでみる。エリアリノベーションは、それらの組み合わせによって起こっているというのが僕の仮説だ。

この本では、具体的な取材対象/モデルケースとして以下の6つの街を探し当てた。
・東京都神田・日本橋(CET)
・岡山市問屋町
・大阪市阿倍野・昭和町
・尾道市旧市街地
・長野市善光寺門前
・北九州市小倉・魚町

選んだ基準は、およそ以下の通り。
・目に見えて風景が変化していること。
・変化が継続し、日常化していること。
・経済的に自立していること。
・デザインがかっこいいこと。

それぞれの街でエリアリノベーションをドライブさせたキーパーソンに、改めて現場を案内してもらいながら、インタビューを行う。そこで浮かび上がってきたのが、3つの基本構造と9つのローカライズのポイントだった。

この本では、第1部でエリアリノベーションをめぐる背景と理論を整理し、第2部において点のリノベーションが面的に展開していった事例を分析、構造化している。

この本を、新しく変化する街のヒントにしてもらえたらうれしい。


『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』
編著:馬場 正尊+Open A
著者:明石 卓巳、 小山 隆輝、 加藤 寛之、豊田 雅子、倉石 智典、 嶋田 洋平
出版社:学芸出版社
総頁:256頁
判型:四六判 
定価:本体2,200円+税
ISBN:ISBN978-4-7615-2622-1

出版記念トークイベント
※イベントは終了しました。たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

<東京>
「日本とポートランドのエリアリノベーション」
日時:2016年6月14日(火) 19:00~21:00(18:45開場)
出演:山崎満広氏(ポートランド市開発局 国際事業開発オフィサー)、馬場正尊(東京R不動産)
会場:代官山 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5
参加条件:代官山 蔦屋書店にて、次の対象商品いずれかをご予約・ご購入いただいたお客様に、イベントの参加整理券をお渡しいたします。 対象商品:
・イベント参加券(1,500円/税込)
・書籍『エリアリノベーション:変化の構造とローカライズ』(2,376円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)
・書籍『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』(2,160円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)


<大阪>
『エリアリノベーション』刊行記念 馬場正尊×前田有佳利トークショー
日時:2016年6月19日(日) 12:00~14:00(11:30開場)
出演:前田有佳利氏(ゲストハウス紹介サイトFootPrints運営)、馬場正尊(東京R不動産)
会場:スタンダードブックストア心斎橋 BFカフェ
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル
参加条件:次のいずれかをご購入ください。
・イベント参加費+1ドリンク(1,500円/税込)
・イベント参加費+1ドリンク(1,000円/税込)+書籍『エリアリノベーション』(2,376円/税込)

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