column 2022.11.8
 
ニューニュータウン西尾久プロジェクト

12/8トーク&まち歩き 「荒川で事業をはじめよう!」

山岸奏乃花(東京R不動産)
 

東京大学の大月敏雄さんと、都電家守舎の青木 純さんをゲストに迎え、トークイベントを開催! 僕らが活動するまち荒川の、事業をするフィールドとしての可能性を掘り下げます。キーワードは「下町」。まち歩きも行いますので、ぜひご参加ください。

トークイベントの会場は、元町工場をリノベーションしたカフェ(+h café

R不動産が荒川区の西尾久でプロジェクトを立ち上げ、拠点を開いて早3年。

たくさんの変化が起こってきたけれど、特に驚くのは新しくやってきた人たちがまちに溶け込む速さ。あっというまに地域の人と外からきた人がつながる場が生まれていきます。

駅から20分も歩く店が連日賑わっていたり、住宅街の中にできたカフェが地域の人たちに愛されていたり。私たちの店「おぐセンター」もそんな仲間たちや、地域の人たちに支えられてきました。

このまちで事業をするポテンシャルをもっと知ってもらいたい! そしてこのまちに関わる仲間が増えてほしい!

ということで、ゲストを招いたトークイベントを開催。あわせて地域で活動する人たちの店などを巡るまち歩きも行います。

こちらでは、まち歩きで紹介する方々のインタビューも掲載していますので、チェックしてみてください。
ローカルに事業をするまち、荒川の魅力とは(前編)
ローカルに事業をするまち、荒川の魅力とは(後編)

地域で活動する先輩たちにインタビューした記事も、事前にどうぞ(写真:加藤雄太

R不動産の拠点、食堂&コミュニティスペース「おぐセンター」

トークイベントのゲストには、東京大学教授の大月敏雄さんと、都電家守舎・まめくらしの青木 純さんをお招きします。

大月さんは建築・住宅政策の研究者としてとても有名な方ですが、実は学生時代には荒川区をフィールドに研究を行い、足しげくこの地域に通っていたのだとか。建築家・研究者として、建物と地域の関わりや、地域から生まれるまちづくりを専門とし、私たちが取り組んでいる荒川区のエリアリノベーションの事業にも、学識経験者として参加していただいています。

荒川の下町らしい人のつながりや風景が生まれた歴史的な背景や、そこで育まれた文化などの観点から、この地域の特性や可能性を語っていただきます。

商店街がまち中に血管のように張り巡らされているのも、下町らしさ(写真:加藤雄太

青木さんは都電荒川線近くで生まれ育ったことから、都電荒川線のあるまちを食から支えていく飲食店「都電テーブル」を、沿線に展開。今年9月には荒川区でも、都電の見える「都電テーブル東尾久三丁目」をオープンしました。

また南池袋では「IKEBUKURO LIVING LOOP」という社会実験とまちづくりのプロジェクトを展開。「育つ賃貸住宅」をコンセプトとした「青豆ハウス」を大家として企画・運営するなど、建物を起点としたコミュニティづくりを実践し、界隈をリードしてきた方です。

青木さんは荒川区での開店を通じ、まちと近い関係を持てることの事業的なメリットや、下町らしい特性の魅力を感じているそう。当事者の視点、そしてまちと不動産のプロの視点から荒川区のポテンシャルを伺います。

職種も関わり方も違いますが、荒川区で活動し、まちと関わる当事者のおふたり。どんなお話が聞けるのか、私たちもとても楽しみです。

「都電テーブル東尾久三丁目」オープンしたばかりだけど、みんながウワサする店になっている(写真:加藤雄太

トークイベントに先駆けて、午後からは東京R不動産が案内するまち歩きを行います。青木さんの運営する「都電テーブル」のほか、地域のものづくりを応援する店舗、「おぐセンター」や西尾久の仲間たちの拠点も紹介。事前にまちを見ることでトークをより楽しめると思いますので、お時間が合う方はぜひご参加ください。

トークイベントの会場は、元工場をリノベーションした「+h café(アッシュカフェ)」。店の運営者で建築家の浅見和宏さんにもご参加いただきます。

荒川で事業をするのもアリかも、ちょっと面白そう! と思っている事業者の方から、荒川はノーマークだった! という方まで、ぜひこの機会にご参加ください。

ゲストの大月敏雄さん(左)、青木 純さん(右)

【ゲストのプロフィール】
大月敏雄さん
1967年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。横浜国立大学工学部建設学科助手、東京理科大学工学部建築学科准教授を経て現職。専門は建築設計(一級建築士)、住宅計画、住宅政策。著書に『近居ー少子高齢化の住まい・地域再生にどう活かすか』(編著、学芸出版社、2014)、『住まいと町とコミュニティ』(王国社、2017)、『町を住みこなす』(岩波書店、2017)、『市民がまちを育む-現場に学ぶ住まいまちづくり』(編著、建築資料研究社、2022)など。

青木 純さん
生まれ育ったのは都電荒川線向原のすぐそば。原風景である都電荒川線のあるまちを食から支えていくために「まちのもうひとつの食卓」をコンセプトにした飲食店「都電テーブル」を展開。現在、早稲田・雑司が谷・東尾久三丁目の3店舗。また、南池袋公園・グリーン大通りを舞台に2017年から取り組む「IKEBUKURO LIVING LOOP」で、イベントや実験からハード整備につなげ、新たなまちの個性となる「まちなかリビングのある日常」の風景を地元企業と共創している。
都電テーブル
まめくらし

まち歩き&トークイベント「荒川で事業をはじめよう!」

トークイベント
日時:2022年12月8日(木)17:00〜18:30(16:30開場)
ゲスト:大月敏雄さん(東京大学教授)、青木 純さん(都電家守舎)
出演:林 厚見(東京R不動産)
会場:+h café(アッシュカフェ)
住所:東京都荒川区西尾久8-45-11(MAP
定員:25名

まち歩き
日時:2022年12月8日(木)14:30〜16:00
集合場所:都電荒川線「東尾久三丁目」停留所付近

参加費:無料
対象:事業を行っている個人・企業の方
参加方法:事前予約制
以下リンク先にてお申し込みください

申し込みページ(peatix)

連載記事一覧
 
おすすめコラム
 
カテゴリホーム
コラムカテゴリー
 
特徴 フリーワード
フリーワード検索
関連サービス
 
メールサービス
 
SNS
 
東京R不動産の本
 
公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産の
プロジェクトスタディ

公民連携のしくみとデザイン




公共R不動産のプロジェクトスタディ

CREATIVE LOCAL
エリアリノベーション海外編

衰退の先のクリエイティブな風景




団地のはなし 〜彼女と団地の8つの物語〜

団地のはなし
〜彼女と団地の8つの物語〜

今を時めく女性たちが描く




エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ

エリアリノベーション:
変化の構造とローカライズ

新たなエリア形成手法を探る




PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

PUBLIC DESIGN
新しい公共空間のつくりかた

資本主義の新しい姿を見つける




[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。

[団地を楽しむ教科書]
暮らしと。

求めていた風景がここにあった




全国のR不動産

全国のR不動産:面白く
ローカルに住むためのガイド

住み方も働き方ももっと自由に




RePUBLIC 公共空間のリノベーション

RePUBLIC
公共空間のリノベーション

退屈な空間をわくわくする場所に






toolbox 家を編集するために

家づくりのアイデアカタログ






団地に住もう! 東京R不動産

団地の今と未来を楽しむヒント






だから、僕らはこの働き方を選
んだ 東京R不動産のフリーエー
ジェント・スタイル






都市をリノベーション

再生の鍵となる3つの手法






東京R不動産(文庫版)

物件と人が生み出すストーリー






東京R不動産2
(realtokyoestate)

7年分のエピソードを凝縮






「新しい郊外」の家
(RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

房総の海辺で二拠点居住実験






東京R不動産

物件と人が生み出すストーリー






POST‐OFFICE―
ワークスペース改造計画

働き方の既成概念を変える本