“職人会議”レポート。新しい空間作りのかたちが見えてきた。

たくさんの職人さんにお集まりいただきました。ありがとうございました！

去る12月5日以前から告知していた、ゆくい堂とR不動産による企画、“職人会議”が開催されました。

突然の告知だったにも関わらず、木工、鉄工、家具など、さまざまな職種の職人さんを中心に、工務店やデザイナー、不動産関係まで幅広い分野の方々にお集まりいただき、盛況の内に終えることができました。


今回の“職人会議”を開催するにあたって、僕らが考えていたことは大きく2つ。

・新しい感性、デザインセンスを持った職人、工務店が関わることによってできる、空間作りの手法や仕組みというものがあるのではないか。
・会場となった倉庫は、そのような新しい空間作りの試みを実践し、発信していくための場となりうるのではないか。

こうした新しい空間作りの手法や場ができれば、作る側にとっても、そしていい空間を求めるお客さんにとっても、お互いハッピーなことになるのでは、という仮説からこの企画がはじまったわけです。


そして今回、これを実践するのに不可欠となるであろう職人さんに集まっていただき、それぞれの立場から可能性や問題点などについて、ざっくばらんに意見を出していただきました。

職人さんというと、普段現場や仕事の場でしか顔を合わせないような人たち。その人たちが一堂に会し、お互い意見を交換すること自体とても新鮮であり、僕らのような不動産や設計という立場からは、なかなか出てこないリアルな意見やアイディアを聞くことができました。

さまざまな意見が出たなかで、もっとも多かったのが、作り手とお客さんの距離感についての意見。既存の枠組みを崩し、もっとお客さん・エンドユーザーに近いところで仕事ができる環境ができれば、よりいいモノを提供できるであろう、ということを皆感じていて、あらためてその必要性を強く感じました。同時にR不動産に期待されていること・担うべき役割のようなものも、なんとなく見えてきたような気がします。


そして会場となったこの倉庫。こういう空間はとにかく可能性を感じるし、きっと面白いことができるに違いないという予感で満ちあふれています。今回集まった人たちは特にそのイメージができる人たち。たくさんのアイディアやヒントをもらうことができました。この会議で具体的に何をやるかが決まったわけではありませんが、近いうちに何かしら動き出したいと思っています。乞うご期待。

まずはこうして同じ思いを持つ方たちと知り合えたこと、そして貴重な意見をいただけたことに感謝いたします。お集まりいただいた方々、どうもありがとうございました！

“職人会議”が開かれた趣旨・経緯は以下のリンクから。