column
2026.6.23
街を楽しくする 建物で稼ぐ 作戦アリ 意外とこんなこと R不動産の使い方
地域づくりの知見を開発! Area development lab.

地域づくりをサポート!「みんデベ基金」はじめます

林 厚見(東京R不動産/SPEAC inc.)
 

まちを面白くする人たちへ。その動きをドライブするための道具として、「まちを自分たちで変えていく」ための資金提供プログラムを始めます。

都市や地域の風景が、そこに暮らす人たちの手の及ばない力によってつくられ変えられていくように感じる人は多いように思います。

僕らはそんな状況に対して、新しいやり方があると思うようになりました。

そんな考えから生まれたのが、今回紹介する「みんデベ基金」。地域づくりのための資金を提供するプログラムです。

東京R不動産は、大都市の中に潜む魅力的な空間を掘り出すこと、その空間・物件を自分たちで自由に使いこなすことをテーマに活動してきましたが、この数年は大都市の外、郊外や地方の面白さや新たな可能性に強い関心を抱くようになりました。

その理由はおそらく「まちや地域を自分たちが変えていける」という希望を感じるからだと思っています。

まちを面白く変えている個人やチーム、それによって生まれている場所、コト、コミュニティ、希望……。それらが新しい“まち”の意味やアイデンティティになりつつある気がします。

思いを持ったリーダーやチームがいて、そこに潜在的な魅力や資源があれば、それらを少し大きな単位と長期の目線で編集していくことに新しいチャンスがあり、それを追うことからその場所の再起動が見えてくると考えています。

地域の人たちが、自分たちで地域をつくる時代に

各地でエリアリノベーションの動きがあります。

思いを持って楽しみながら新たな場所やコトをつくっている人たちや、その成果を見てきて、「ここからどうしていくか」「そこに自分たちが力になれることはないか」と考えてきました。

僕らはこれからの時代が「みんながデベロッパーになる世界」(略して、「みんデベ」)になっていくこと、大資本からでも行政からでもなく、ローカルの意思から“これからのまち”がつくられていくこと……、そんな未来があると確信しつつ、そのためのツールや仕組みのアイデアなどをいろいろ考え、つくっていこうとしています。

みんデベ ― 今日からみんな、デベロッパー!|東京R不動産

「みんデベ」のサイト

その中の一つが「みんデベ基金」です。

地域を自分たちが主導して変えていくビジョンがあり、そこへ向かう道筋の“次の一歩”となる事業や仕掛けのアイデア、そしてチャンスがある……。

そんな状況にあるチームの初期の一歩、次の一歩を現実化するお手伝いになればとの思いがあります。

チームと街のポテンシャルは大きくても、資金のハードルはしばしば立ちはだかります。この基金では、金融機関が評価しきれない「可能性」の部分を埋める資金を提供します。

第1回の募集では、1地域あたり数百万円の資金を、5〜10地域に提供する予定です。

それによって始まる小さなアクションの先に、将来的な地域全体の価値向上を目指すようなプロジェクトを応援します。

資金提供の先に、こんなことでもR不動産が役に立てることがありそうです

対象は空間のリノベーションに限りません。個別のプロジェクトに限らず、チームや会社の場合もありえます。

宿泊施設やシェアハウス、飲食・小売などの店舗はもちろん、新たな生産事業やその拠点、あるいは福祉/教育の事業、はたまたメディアのようなものかもしれません。街に散在する空き家を借りていってさまざまな場所をつくりながら、それらをつなげていくようなプロジェクトかもしれません。

R不動産が同じ船の一員になり、ローカルの人たちと“並走”することで、新しい知恵やつながり、面白い成果を生み出していきたいと思っています。

地域外への発信による外からの関心や関わりを生み出すことはもちろん、展開のシナリオ、リノベーションのノウハウ、資金調達、あるいは行政との連携などでもお役に立てることがあるかもしれません。

どこに、どんな可能性があるか、僕らも知りたいと思っています。

出会いをお待ちしています。

ご応募、ご質問、ご相談は、フォームからご連絡ください。
連絡フォーム(googleフォーム)

以下の日程で、相談会も開催します。

「みんデベ基金」相談会

日時:2026年7月16日(木)18:00〜19:00 / 7月30日(木)16:00〜17:00
開催方法:オンライン(Zoom)
参加方法:事前予約制
以下リンク先にてお申し込みください

申し込みページ(googleフォーム)

【資金提供の対象や条件など】

・助成金ではありません
・出資と融資を組み合わせた形で、融資を中心とした資金提供を行います
・融資は返済を前提とするものであり、事業計画の妥当性やポテンシャルの検討を行い、中長期的なビジョンについても議論した上で検討を進めます
・融資については、3~5年の劣後融資(メザニン)をメインに検討します。劣後融資は“出資と融資の間”のような性格を持ち、金利や、場合により部分的な利益シェアが設定されるものです
・詳細条件は協議の上で決定します
・提出書類などは決まった形があるものではなく、まずはお問合せいただき、やりとりしながら審査も含めて進めていきます
・第1回の募集は、2026年8月31日までに締め切り、実行案件を決定します
・まずはこの枠組みを進めながら、いろんな人や企業を巻き込みつつ、大きな規模の枠組みをつくっていく予定です

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