news 2009.9.29
 

房総トライアルステイのすすめ ~房総での生活を想像・体験してみませんか~

三箇山泰(東京R不動産)
 

東京R不動産・房総R不動産は移住・二地域居住を将来してみたい方を対象に行われるモニタリング調査に協力しています。そこで、今年の冬の期間、1ヶ月房総での生活を体験してくれる方を募集します。参加希望の方は、本コラムの最後にあるアンケートのご回答をお願いいたします。

※募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

房総ってどんなところ?

まずは、房総といっても外房(特にいすみ市)のおさらいです。
今までに東京R不動産・房総R不動産では特にオススメしてきた地域なので、このコラムをご覧になる方はみなさん知っていそうなので、ちょっと恐縮なのですが。
いすみ市は房総半島の東側に位置します。

むしろ、九十九里浜の南側と説明した方が分かりやすいでしょうか?
だいたい、東京から車で1時間半。電車で東京駅から特急で1時間。
そんな位置関係の場所です。

ちなみに有名なのは
・サーフィン等のマリンスポーツには、最適の波が立つ
・山や川の田園風景
・ゴルフ場がとても多い
・黒潮(暖流)の影響で冬でも暖かい
・農業が盛ん
・魚が当たり前だけど旨い!
という感じです。

ちなみに、東京R不動産としての房総オススメポイントは
・東京から1時間圏内でいける範囲としては、とても土地が安い
・海の良さも、山の良さも楽しめる
・景色が妙に開発されていなくて、郷愁感があっていい感じ
・やっぱり魚が旨い!
ですね。

移住や二地域居住について考える。

そもそも。
みんな東京の生活に疲れています。
言いすぎですか?・・でもないですよね。

じゃ、東京以外の場所で暮らせばよいのか?というと、そんなに簡単ではありません。
お金もかかるし、何が起きるか分からないから本当に怖い。
当たり前のことですが、実際の生活を想像するのは難しいことです。
一番簡単なのは、房総に実際に住んでいる友達を訪ねてみたりするといいのですが、そんなに都合よく友達がいたりもしないし。。だいたいみんな、ここで思考がストップしてしまいます。

でもね。移住や二地域居住。
そんなに大変なことではないんです。

言い過ぎました。。
もちろん、大変ですよ。でも、思ったよりハードルは高くないんじゃないか、というのが周りに移住したりした人から実際に見聞きした率直な感想です。

まず、受け入れ側は準備万端です。
意外かもしれませんが、郊外や地方の人も実は東京の人に移住してきてほしいと思っています。
人口が増えた方が豊かになるし、その地域が活性化するからです。もちろん、そのために必要な情報を提供する準備や、いろいろなイベントを用意して待っています。

お金の問題は、東京の物価や土地の価格と房総のそれを比較すれば、なんとなく納得できると思います。(例えば、土地の価格。いすみ市の海側の土地でも1坪あたり10万円前後です。東京は1坪数百万円。。。)

他にも生活インフラの話とか、子供がいる方は教育環境の話。仕事の問題を実際に解決できるか等、いろいろあると思いますが、これはやはり個人個人で感想が違うと思うので。
実際に体験してみるといいと思うんです。
もし、体験してみて「あ。こんな生活ありかもな。」そう思うことができたとしたら。
家を買うこと、借りること。考えてみればいいと思います。

まずは体験すること。
とても大事なことです。

本モニタリング調査の説明

前置きが大変長くなりました。
以下、ちょっと固いですが、本モニター調査の概要です。

いすみ市では更なる発展のため、平成22年~24年にかけての圏央道の整備やアクアラインの値下げによる京浜地域への交通アクセスの改善を契機として流入してくるであろう都市部住民の自然志向や田舎暮らしニーズに対応することが重要であると考えており、豊かな自然環境等の地域の魅力を効果的に発信すると共に、新旧住民の交流による新しいコミュニティや文化の形成、自然共生型の居住環境の整備を行っていく予定です。

そのため、本地域が希望者にとってどのような環境を提供しうるのか、また、どのようなことが要望されるのかといったことを調査することを目的として、本地域への移住・二地域居住希望者を対象としたモニタリング調査を行うこととなりました。

具体的内容と致しましては、移住・二地域居住希望者の方にいすみ地域内の別荘、空き物件で実際に生活をしていただきます。基本的に1ヶ月程度の冬の期間を想定しており、期間中ずっと滞在する定住型の生活から、都市部で仕事をしながらの数回に渡る週末利用まで利用形態はいろいろなタイプが考えられると思います。居住体験モニターの方には事前事後のアンケートやヒアリング調査に協力して頂くことで、プロジェクト推進のために必要な基礎データの抽出を行わせて頂く予定です。

なお、本調査は、内閣官房地域活性化統合事務局が地域の創意工夫や発想に基づく自由な取組の立ち上がりを包括的に支援する「地方の元気再生事業」の一環として取り組む事業で、関東運輸局との委託契約に基づき実施するものです。事業主体は「いすみ市まちづくり協議会」となり、それを構成する「いすみ住環境研究会」のメンバーである株式会社スピークが本プロジェクトを担当しています。

ここ数年、いろんなタイミングでいろんな季節に房総を訪れています。
初めは、夏だけだろって思っていたのですが、意外に他の季節でも楽しいし、気持ちがいいんですよ。多分、東京から開放されるのに季節なんて関係ないから。

もし、房総生活にちょっとでも共感頂けるようであれば、
下記アンケートフォームよりご回答頂ければと思います。
今回の居住体験モニター募集にはスケジュールとか他の理由で申し込めない方からのご回答もお待ちしております。今後、東京R不動産で房総や他の地域をオススメしていく際の参考にぜひさせて頂きたいので。

ではでは。
レッツエンジョイ冬の房総!!
ということで。

【モニタリング調査】
※募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

期間1:11月14日から12月13日(予定)
期間2:12月19日から1月17日(予定)
定員:10組程度
条件:
・賃料(500円)の他に光熱費等実費やモニタリング調査終了後の清掃費を敷金として(2万円)をご負担いただきます。
・上記敷金はモニター調査実施前に、協議会の方で預からせていただき、後日清算させていただきます。
・少なくとも10日程度滞在しただくことをお願いいたします。
・本モニタリング調査にご参加頂いた場合、実施中および実施後のアンケートや行動調査にご協力いただきます(ビデオ撮影を行わせていただく場合もございます)。

注意事項:
・使用に際する条件は、物件ごとに異なります。
・寝具・リネン・タオル等はご持参ください。
・交通の便が悪い物件もあるため、車の手配は各々行ってください。
・定員を超えた場合は、頂いたアンケートをもとに抽選とさせていただきます。

※その他、条件等に関しては、お問い合わせください。

候補物件はこんな建物

※対象の物件は状況によって変わる可能性があります。

アンケートにご回答いただいた方に抽選で3名様に密買東京「mokelyの腹巻」を差し上げます。奮ってご参加ください。(プレゼントの当選は発送をもって代えさせていただきます。)
mokelyの腹巻

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