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news 2010.6.29
 
新島で始めたカフェ+宿 2度目の夏が、いよいよ始まる
薮下 佳代(編集者/カフェ+宿saro スタッフ)
 

東京R不動産のメンバーが有志を募って始めた新島プロジェクトも2年目に突入。昨年オープンしたカフェ+宿 saroのスタッフが現地の様子をお届けします!

こんなにも青い海を、独り占めしません?(photo:下林彩子)

昨年、小さなプロジェクトとしてスタートさせた新島のカフェ+宿 saro(サロー)。自然に、成り行きにまかせながら、オープンして約1年。島になくてはならない場所になりつつあります。

カフェ+宿 saro(サロー)


そんなsaroに、もうすぐ2度目の夏が訪れようとしています。今年に入り、静かだけれど確実に、変わりつつあるsaroの今を、お伝えします。

saroは民宿です。船のお迎えに参ります。1階カフェ。壁には手芸アーティストkeiちゃんの作品を展示中。

saro農園をみんなで手入れ。夏の収穫が待ち遠しい。左:「ちくちくの会」の様子。玉結びに苦戦中の根本くん。右:島の人や宿泊客にも大好評のルーシーダットン。

ぞくぞく新企画、進行中!!

saroはあくまでも島の民宿です。でも、沖縄の心温まるおばあの宿でもないし、バックパッカーが押し寄せるゲストハウスでもありません。島っぽいんだけど、島っぽくない、程よいさじ加減が魅力のカフェ宿です。

本を片手にコーヒー一杯、そんな場所は島にはありませんでした。当初、期間限定で夏だけオープンする予定だったsaroですが、島の人に寒く厳しい島での冬をあたたく過ごしてもらえたらと、冬の間のsaroを背負って立つスタッフが現れます。saroの共同経営者であるもう一人のオーナー高野要一郎さんを慕って やってきた、たっちゃんこと根本くん。彼がオフシーズンも常駐してくれたおかげで、あえて季節外れに来たいという、奇特な人たちにもsaroを利用してもらうことができました。

島の人へ向けての手芸教室「ちくちくの会」も大好評! 去年saroへ遊びに来てくれた 手芸アーティストのkeiちゃんが「島で何かしたい!」と実現したもので、次回はまたオフシーズンに開催する予定です。

さらに、春になって、念願の農園をはじめることになりました。新島ふれあい農園に勤務する小林恭介さんと出会い、急展開。新島へ移住して9年のとても親身になって私たちを支えてくれる、よき先輩です。

民宿に泊まって、女将さんが「はい、これはうちで穫れた野菜なの。食べてみて」なんていって小鉢を出してくれると、すっごくうれしいもの。庭で摘んだ葉もの野菜で作ったサラダや、畑で穫れたタマネギで作ったオニオンリングは、saroの定番メニューになっています。

さらに、タイ式ヨガ「ルーシーダットン」&ヘルシーごはん&セルフマッサージのワークショップなんていう、お疲れアラサー女子にうれしいイベントも開催中。これからのsaroに、乞うご期待です!

東京にもあるんです、こんな景色。

決してリゾートではありません

どこまでも続く青い海と白い砂浜はあるけれど、観光すべき場所は取り立ててないし、リゾート地と呼べるほど施設が充実しているわけでもありません。

そんな中途半端な島ではあるけれど、ボーっとしたり、海を眺めたり、星を見たり、魚を釣ったり、歩き回ってくたくたになったり、そんな何気ない普通の生活こそが、私たちにとってPricelessだったりするわけで。「そういう旅をする場所ってないような気がして。新島なら幸い何にもない(笑)」と共同オーナーの高野さん。

高級旅館でお籠りステイもいい。海外リゾートでスパ三昧もいい。しかし、現実に戻ったときの、弛緩しきった心と身体の反動がものすごい。

でも島は違います。朝早く起きて、一日遊んで、夜は早く眠る。そのシンプルな営みに身体も心も自然とほぐれ、元に戻っていくような感覚――そう、ストレッチして身体の歪みを直す感じ。だからこそ、私たちスタッフもみな東京で仕事をしながら、新島と行ったり来たりすることで、うまくバランスをとっているような気がします。

昨年saroでひと夏を過ごして、どこか遠くへ行くだけが旅ではないのだと知りました。旅というものが、新たな人との出会い、新たな発見の連続ならば、まさにsaroでの日々は、旅そのものだったのですから。

釣りとか青空の下で読書とか。

友だちの家に遊びに来たようにリラックスして、のんびり過ごしてください。

島の女性もよく利用してくれる。saroスタッフの光さんとしずえさんと一緒に。

いわゆるリノベ、再生物件!?

昨今流行の「場づくり」のキーワード。「リノベ―ション」「再生」「地域活性」。このsaroも、かつての民宿を再生したリノベーション物件であり、離島の地域活性を担う“場”だといわれれば、確かにそうかもしれません。しかし、スタッフみな、いろんな経緯があって島へとたどりつきましたが、「島おこし」なんて大上段に構える気なんてさらさらありませんでした。

かつての離島ブームの頃の賑わいはすっかりなくなり、少し疲弊しているように見えた新島で、ほったらかしにされていた空き民宿が、たったの1年でこんなにも変貌をとげるとは! しかし、いわゆる人気のシャレオツなリノベ物件というほどでもないところがご愛嬌。

手つかずの、このまますたれていってしまうであろう空き物件に、少しだけ手を加えることで人が集まり、新たな循環を生み出す場となっていく――東京R不動産で通常やっていたことを、島でやっただけのこと。

戦略的に何も考えずにスタートしたからこそ、その後もいろんな人の手が加わりながら、今いい方向に向かっています。役場主体の町おこしではなく、ただ個人的な思いから始まったこの動きが、確実に人の流れを変え、島の人の気持ちも動かしつつあるのです。

約1年前、私もこのプロジェクトのコラムを見て「手伝いたい!」と心動かされたひとり。東京R不動産の林さんに初めて会って「新島ってさ、ほんといいところなんだよ!」とコーフン気味に話していたのが忘れられません。今となっては「ねぇねぇ、新島って知ってる?」とまるで同じように言ってまわってる自分がいるのですが。

saroの宿泊のご予約・お問合せはこちら。
カフェ+宿 saro(サロー)

新島でとれた魚や野菜を使ったsoroのゴハンやお菓子も好評。

saroを運営する仲間たちがお待ちしております!(写真はお客様と一緒に)

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