2010.10.26 |
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“終わりは始まり”「CET2010/OPEN END」のお知らせ
セントラル・イースト・トーキョー 2010、開催中!
路上封鎖してのパーティー、廃墟のような古ビルを使ってのパーティーや展示、仮設のバー……。まさにCETは大きな遊び場であり、新しいことの実験場でした。そして、今は新しい人達がスペースを借りて、お店やギャラリーなどさまざまなスポットが続々と増え続けています。
今やアート・イーストとまで呼ばれるようになっているが、これほど東京の中で注目のエリアとして取り上げられる日が来るとは誰が想像しただろう。
2003年、神田の裏路地を入ったところの、倉庫を改装した小さなガレージ・オフィスで仕事場をシェアし始めたとき(「東京R不動産」は最初この建物をシェアしたメンバーから始まった)、東京の真ん中なのにもかかわらず、周りにカフェも何もなくて、さながら僕たちだけが原っぱにポツンと建っているような、そんな心細い心境だったのを覚えています。
都市の中にある空き物件や空き地を一時的にギャラリーと見立てるのがCETで、そのための物件を探したりイベントが終わった後にそこで発見された物件をR不動産がサイトで掲載して……、そんな関係をずっと続けてきました。僕らは一緒に育ってきたし、今でも気の置けない兄弟のような感覚をどこか持っています。
2003年11月16日、薬研堀不動院前の道路を“路上封鎖”して行ったクロージングパーティー。あの、エアポケットのごとき空間に人が溢れた一夜のことは忘れられません。あのときからムーブメントは始まったと思います。
それだけに今、CETが一時的な「イベント」から、新しい東京の「日常」へといつのまにか姿を変えていることには感慨を覚えます。さらにこの街がどうなっていくか、続きが楽しみです。
というわけで、一旦フィナーレとなるCETの今年のテーマは「OPEN END」、“終わりは はじまり”。
詳しくはこちらのサイトからどうぞ。
CET10 / CENTRAL EAST TOKYO
今後はこのエリアに出来ている新しい街の地図についてもレポートしていければと思います。
CENTRAL EAST TOKYO 2010 公式ロゴ
懐かしいこれまでのCETパンフレット