column 2016.11.4
 

R不動産のローカルガイド「real local」リニューアル!

安田洋平(Antenna inc.)
 

R不動産の兄弟サイトで、新しい視点でローカルを発見し紹介していくサイト「real local」が、10月8日にリニューアル。これに合わせ、東京・表参道でイベント「real localサミット」も行われました。

10/8、リニューアルした「real local」のサイト。地域も増え、9都市の物件情報とまち情報が見られるようになった。

リアルに人と人が会える場をつくるメディア

「real local」は、ローカルにおける求人や地域のイベント、魅力的な人などを紹介することで、地方都市での暮らしや働き方が見えてくるメディアを目指している。全国のR不動産で協力し合って2年前に立ち上げた。

またローカル発で日々情報発信していく一方で、「リアルに人と人が顔を合わせて出会うことのできる」場をつくることにも積極的で、「real local MEET UP」というイベントを継続的に開催している。

これまでのところは神戸、金沢、鹿児島など、毎回地域を決めて東京でプレゼンと懇親会を行う形にしてきたが、今後は、ローカル同士の横の連携をより深めて、東京で開催する以外にも、もっといろんな都市でイベントを開催し、その土地を訪れたり行き来するような機会をより多くつくっていくつもりだ。

早速だが、real localをリニューアルしたのを記念して、10月12日に「real localサミット」というイベントを東京・表参道で行った。今回、会場は2017年にホテルが開業予定の「TRUNK(HOTEL)開業準備室」を使わせていただいた。当日は平日の中日にもかかわらず、おかげさまで100人を超す盛況となった。

10月12日、東京・表参道で行った「real localサミット」の模様。

南八ヶ岳、福井、篠山、北九州の4地域が新たに参加

「real localサミット」はreal localの参加地域から代表者がひとりずつ、その地域で自分たちが行っている活動を発表し合う場となったが、参加したのは、北から南八ヶ岳、湘南、金沢、福井、篠山、神戸、北九州、福岡、鹿児島。それから山形。計10地域。

持ち時間は各地域10分程度だったのだが、それぞれの活動や考え方が一様に濃くて、その後に行われた交流会で、参加者の方に後ほど感想を聞いたら「どれも面白い話ばかりでしたが、ひとつでも十分なくらいの刺激で、どっぷり疲れました……」とのこと。

話の順序が逆になったが、今回のreal localのリニューアルを機に、湘南、金沢、神戸、福岡、鹿児島といったこれまでの地域に加えて、新たに南八ヶ岳、福井、篠山、北九州の4地域が加わり、9地域で共同運営していくことになった。また現在、山形がスタンバイしており、年明けにはこちらも正式にページが開設になる。

お気づきかもしれないが、初期の地域である湘南や金沢、神戸などはいずれもR不動産がある。けれども今回新たに加わった4つの地域はいずれもR不動産のないエリアである。real localにおいてはR不動産という母体がないエリアでも、その地域を面白く変えていきたい事業者がいれば、積極的に参加してもらって、一緒にメディアを運営し、イベントも共に行っていきたいと考えている。

real localサミットでは、各地域から、地元のおすすめの日本酒をセレクトして持ち寄ってもらった(写真は福井の日本酒たち)。合計30本以上。全部飲まれた方、いたのだろうか?

real localサイトリニューアルに伴う変更点

リニューアルでは、以前よりスマートフォンやタブレットからの閲覧のしやすさを向上させたつもりだ。

そしてもうひとつの変更点は、まち情報だけでなく、物件情報の掲載も始めたこと。

もちろん、これまで通り地域の求人情報や、面白い人が集まる場所の情報、イベント情報、そして何より、その地域で面白い活動をしていると僕らがおすすめしたい「人」の情報も掲載中。また、新サイトになって、宿や店の情報も載せているので、旅や出張の時にもご活用いただきたい。

地域ごとに、「シゴト」や「面白い人」や「人が集まる拠点」などの情報を見ることができる。

トップページでは、いろんな地域の物件を横断的に眺めることもできる。

詳細ページはこのような感じ。ハッシュタグをクリックして、同じカテゴリの記事をソートすることもできる。

real localはローカル発の成長していくメディア

最後に、「real localサミット」のホストを務めた東京R不動産・馬場正尊がイベントの中で語った言葉を紹介して終わりたい。

「real localというのは共同のプラットフォームだけど、それぞれ運営する地域やその運営事業者によっても、このメディアを活用する目的がそれぞれ違っていきそうなのがむしろ面白い。また見る側にしても、ディープな観光のためのツールとしても使えるし、移住を検討する際の手がかりにもなる。今後ここに集う人たち次第で、どう成長していくか、それ自体が楽しみです」

今後、参加地域も増やしていくつもりで、イベントもまた行う予定なので、R不動産のローカルネットワーク、real localの展開にどうぞご期待ください!

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