愛すべきマスコット建築
まちを歩いていて、「何だこれは?!」とか、「あ〜いい!」「こんなところにこんなものが?!」と、ついつい目を引かれる印象的な建物に出会うことはありませんか?
私はあります笑。
私の場合、つくりが美しかったりめずらしいのはもちろん、まわりの風景とのギャップやなじみ方が素敵なもの、そこに暮らす人との調和がほっこりするものを見つけるとテンションが上がります。
今回は、そんな建物たちを少しばかりご紹介。
写真より、イラストの方が伝わるかもな……、とイラストにしてみました。一枚一枚愛を込めてお送りします。

これは人形町で出会った美容室。赤い建具がポイントになっています。まわりに植木やサイン、ものが置いてあって何となくですがチャーミングさを感じます。

神田須田町にある“看板建築”。周辺の高層ビルとのギャップが面白い! 歴史あるからこそですね。この建物はひときわ美しいな〜と思いました。

台東区松が谷で出会った豆腐屋さん。建具が曲がっていたりするのですが
残っている長老感があって好きです。渋カッコイイ!

清澄白河の長屋群。清澄庭園に沿ってズラーっと長屋が並んでいるんです。その姿も可愛らしいけれど、こんなにきちんと残っていることに感動します。サイズ感と群の規模がいいなあ。
新旧入り混じるまちの建物ですが、目を引くものって、やっぱり愛されている建物なんだろうなと思います。持ち主やまちの人に大切にされているからこそ出る、味みたいなものが“キュン”ポイントなのだと。
そんな建物たちが、自然とまちのマスコットのようになっていくというのもいい。下町にはそんな「マスコット建物」がたくさん。またご紹介できればと思います!


初めて行ってもどこかホッとする下町。風景も多様で面白いし、人間味があって有機的で、肩ひじ張らずに生きられそう。そんな魅力的な下町を探して紹介していくブログ。「目指せ! 下町R不動産」を合言葉に、今日も東京の下町を探し回ります。
関連コラム
下町探し、はじめました

森田千優
東京R 不動産の若手メンバー。「下町博士」になることを目指して、東京中の下町を探索中。