第13話 なぜ浅草なのか!?
今後は、浅草を探索しているR不動産のメンバーが順番に原稿をアップしていきます。今回は三箇山が担当します。

スカイツリー建設中!!
僕の行動はいつだって成り行き上でもあり、行き当たりばったりでもあって。
今回の浅草もそう。
元々は焼肉マニアのS・Kさんが浅草の焼肉屋「本とさや」に連れて行ってくれたのが、観光向けでない浅草を楽しんだ初めての経験。単純にディープな感じと、安さと美味しさのバランスが良かったんです。
普段の居場所はいわゆるCETエリアで、あそこも歴史がある街なので食事には全然困らないのですが、なんというかディープ感が足りない。いや、ディープはディープなんだけどブルーカラー感が足りないんですよね。僕はもともと常磐線エリアの住人だったりするので、ブルーカラー感がすごく重要なんです。

浅草のちょっと北側の東京ガス。
とまあ、浅草エリアにちょっとした興味を持ってたんですね。これだいたい3年前ぐらい。で、これとは違う文脈で。
東京R不動産って東京の不動産屋ではあるんだけど、地域に根差していないよね。地域に根差すことが出来たら、もっと違う不動産屋さんとしてのかたちというか、サービスができるんじゃないの? という仮説があって。これも数年前から。
じゃ、試しにやってみようよ「地元密着型東京R不動産」。ということになって。その対象エリアはCETエリア(拠点)から距離が近くて、うまくて安い食い物があって、面白い建物があるとこ。で、選んでった時に浅草がでてきたというわけです。言ってもたいした理由があるわけじゃないんですよ。

山谷は平日昼間からおっさんがいっぱい。
でも、浅草に行き始めてみると結構面白いんですよね。これまで主に山形から期間限定で来ていた黒田君がいろいろ書いてくれていたことからもわかる通り、いろいろコンテンツがあるんです。
ざっくり例示すると
・ 歴史がある
・ 観光資源がある
・ 外国人を含め観光客が多い
・ 「のため」か「の割に」かわかりませんが地元の人も多い
・ そのため生活コンテンツも充実している
・ かたや労働者も多い。山谷や吉原含め。
・ いろいろな人が集まっているので、いろいろな建物も多い
・ 土地が安かったからか大きな工場みたいな建物まである
・ 大きな川もある
・ 大きな公園、寺社仏閣もある
・ 子供も多い
・ 上記のコンテンツが半径1キロぐらいに一緒くたに集まっている

平日にも仲見世通りには外国人含めたくさんの人がいます。
このエリアの脇に今度はスカイツリーができるんですよ。多分、流入人口が万人単位で変わることになる。行ってみたことある人ならわかると思うんですが、本当にスカイツリーのたもとって何もないんですよ。あるんだけどなんかすごく空虚なんですよね。その街が当然急スピードで変わり始める。
学術的に定点観測したいわけではないのですが、今東京の中で変なにおいのするエリアであることは間違いないと思うんです。

普通の街のようで不思議な街です。
それとね。
不動産屋的には何かが変わるエリアって基本的にチャンスなんです。キャピタルゲインとまで言わないけど、不動産屋稼業って情報戦みたいな側面があって、そのときに固定化していて何も変わらない場所より、変わりつつある場所の方が情報の総量が多くて力が試されるんです。新規参入もしやすいし。
ま、単純に面白いじゃん。という話なのですが。
そんなわけで、これから間違いなく変わるであろう浅草エリアをちょこちょこレポートしていこうと思います。もちろん物件込みで。
うまく地元密着できるといいんだけどなぁ。なんかいい情報があったらぜひ教えてくださいね。

浅草エリアの時代がやってくるのではないか?!それが私たちの仮説です。日本橋エリアを見つけた時の感覚と同じものを、東京のさらに東側の浅草エリアに感じました。昭和の懐かしさと近未来が混在したシュールな風景がおもしろいこの街で、物件を探し始めます。
浅草を探索する理由とは?
馬場正尊による関連コラム
「気になっている浅草エリアを、自転車ツアーで探索してみる。」

三箇山、松尾、伊藤、黒田(山形R 不動産リミテッド)
東京R 不動産の東チームとして日本橋エリアの物件を開拓するメンバーと、1 ヵ月の限定の特別参加の山形R 不動産リミテッドからの学生インターン。