第1回 京王線桜上水駅徒歩2分、木造戸建のリノベーション!
突然ですが、告知します!
現在Open Aの設計で、木造戸建住宅のリノベーションプロジェクトが進行中。
それがこの11月中旬、いよいよオープンします。
場所は京王桜上水駅、徒歩2分。ごく普通の、木造戸建住宅のリノベ物件。
重要なのは、この"ごく普通の"というところ。
このブログでは、このプロジェクト『桜上水五丁目住宅(名前も普通...)』ができるまでのプロセスを紹介していきます。
京王沿線には木造戸建住宅がたくさん並んでいます。
新宿から近いところなのに、静かで緑の多い成熟した住宅街。
住みやすそうな環境だなあ、と電車の窓から眺めながら、考えていました。
今回のプロジェクトは、その京王電鉄からの相談で始まりました。
「古くなった建物がいくつかあるんですが、なんとかなりませんか?」
という内容。

個人的にはあまり知らない京王沿線の街。
まずは行ってみました。
物件の場所は京王線「桜上水駅」。
緑も多い、まさに閑静な住宅街。
イメージ以上にいい環境。
しかも案内された建物は、駅から徒歩2分。近いんです。
さらに今回初めて気づいたことが1つ。
それは桜上水-新宿間の、「時間距離」のこと。
「桜上水駅」というのは、新宿から電車で5駅、時間にして10分ちょっとのところにある駅です。つまり、新宿からだいたい15分くらいで、もう物件の目の前に立っています。
15分しか立っていないのに、喧噪のなかから、緑がたくさんの住宅街へ。
知らんかったー...
ちなみに、たとえば新宿から徒歩15分、歩くとどの辺までいけるんだろう?
同じ15分でもきっとまだまだ喧噪の中。違うものですねー。
さて、肝心の建物はというと、見た感じ、どこにでもあるちょっと古い木造住宅という印象。並んで建っている二つの建物が今回の課題となっているものです。
一見普通。でもこの建物たち、よく見ていくと、築年数はそこそこ経っているけど、丁寧に作られている木造住宅でした。ちょっとくたびれているけれど。
立地はかなりよし!建物もまあまあよし!!
ポテンシャルは十分。
この2棟の住宅木造住宅リノベーション計画の始まりです。
実際、戸建てのリノベーションってあんまりみかけませんが、結構いいと思いませんか?
新築じゃないけど味があって面白い、ちょっと変わったいい感じの生活が楽しめるラフな戸建てとか、あったらよくないですか?
うーん、これはどうも面白くなりそうな予感...。

OpenAでは、だいたいの場合、プロジェクトの始めには事業計画を考えます。
どれくらいの面積が、いくつくらいで、家賃はどれくらい、とか、ターゲットとか、そういうたぐいの話です。
今回の案件は2棟の戸建住宅、もまずは部屋割りについてから。
相談された建物は、2棟の隣り合った建物で、それぞれ2階建ての、普通の戸建住宅といった感じ。小さいほうを「A棟」、大きいほうを「B棟」と呼びます。
「A棟(小さいほう)」は道路から少し奥まって建っていて、前には車が2台とめられます。
「A棟」と「B棟」の間には、囲むように中庭があります。
結構重大なこの作業、今回は試行錯誤した結果、事業計画はごくシンプルにまとまりました。
結果は以下の通り。
<太字>
・小さな一戸建の「A棟」は、丸々1棟貸し。一戸建てのリノベーション。
・もともと二世帯住宅だった大きな「B棟(図面右)」は、玄関が二つあり、1階2階はほとんど同じプラン。なので、これをそのまま、フロアごとに別々貸し。
<太字>
つまり、
「A棟」「B棟1F」「B棟2F」
と、合計三つの住戸ができることになります。しかも三つとも約100平米。十分に広い。
次回以降、この3室がどう変わっていったのか、ご紹介します。
このブログについて東京R不動産を共同運営している建築設計事務所 Open A が設計中の物件についてレポート。題して「プロジェクトブログ by Open A」。
第2弾となる今回は、桜上水にある木造住宅をリノベーションする模様をお伝えします。
Open Aとは東京R不動産を共同運営している設計事務所。日本橋の裏路地にある倉庫を拠点にしている。月曜の夜にはスタッフ全員でサッカーをする運動系アトリエ。空間を身体で感じるように努めている。最近の仕事は、東京でのリノベーションや集合住宅、房総半島の家々、オフィスインテリアなど。東京R不動産ディレクターの馬場正尊が代表。
Open AのHP
著者紹介吉野美奈子(Open A)



