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ちいさく豊かな「拾庵」 |
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さまざまな名作を生み出してきた建築家、故石井和紘氏の自邸「拾庵」。 都心の一等地、10坪ほどの小さな土地に建てられた住宅です。 石井和紘氏は、ポストモダン建築が日本に根づいていく過程で重要な役割を果たした建築家のひとり。直島小学校や中学校、町役場等、島を訪れた人の目を奪う、直島の公共建築群を設計したことでも知られています。「拾庵」は、そうした代表作と少し作風の異なる、氏が自身の生活のためにつくった家です。 本建物は、1980年代に登場した都市型の実験住宅として見ることが出来そうです。都心の狭小地という条件のなか、建築家が自邸という自由なキャンバスで、何を試そうとしたのか。その痕跡が、建物のあちこちに残っています。 一説には、断熱材の代わりとして、コンクリート打ち放しの壁にダウンの壁掛けを使っていたという話や、3階に茶室があったという話も残っています。現在は1階に水回り、2階にキッチンが設けられていますが、全体としてはコンクリートの箱が4層積み重なった、シンプルなつくりです。 建築家本人の言葉で表すと、この家は「狭いけれど楽しいわが家」。住宅としてはもちろんですが、小さなギャラリーやアトリエ、ひっそり隠れ家的なバーなど、小さくも力強いこの建築の雰囲気を生かした住宅以外の使い方も、自然と想像ができます。 場所は氷川公園の近く、袋小路の中ほど。赤坂駅から徒歩4分とは思えない静けさのなかに、ひっそりと立っています。 派手さはありませんが、分かる人にはきちんと分かる。そんな建築を、次はどんなふうに使いこなすのか。その続きを考えてくれる方に、引き継いでもらえたらと思います。 |
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| 玄関を入ってすぐのスペース。ガラスブロックから淡い光を取り込む |
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| 玄関は地上と同じ高さですが2階扱い。今は水回りのための箱が作られていますが、解体可能。小さなギャラリーやバーに良さそうな空間 |
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| 3階。オリジナルかはわかりませんが、無垢材のフローリングがヘリンボーン状に張られています |
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| 3階 |
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| 価格 | 1億2,800万円 | 建物面積 | 83.66㎡ |
| 管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 港区赤坂 | ||
| 交通 |
千代田線「赤坂」駅 徒歩4分 銀座線・南北線「溜池山王」駅 徒歩8分 丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅 徒歩11分 |
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| 建物構造 | 鉄筋コンクリート造 4階建て | 所在階 | |
| 築年 | 1983年 | 土地権利 | 所有権 |
| 敷地面積 | 34.98㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第二種住居地域 | 建蔽率/容積率 | 60%/400% |
| その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
| 設備 | |||
| 備考 | ペット可/地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/接面道路:南東側私道(幅員約3.38m、接面約3.39m)/敷地面積に2.11㎡のセットバック面積含む/検査済証なし/住居兼事務所可/1階・路面/シェア可/楽器演奏可 | ||
| 情報修正日時 | 2025年12月26日 | 情報更新予定日 | 2026年1月9日 |
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