価格：

6,280万円

面積：

64.02㎡

「秘密基地」という言葉がよく似合う、無骨で抜けのある空間。

はじめに言っておきますけど、建物も室内もややジャンクです。

とはいえ、室内は2014年に一度フルリノベーション済み。すでに10年ほど経っているため多少のほころびは見られますが、傷や汚れすら様になるのが無骨な内装の良いところ。大きく手を入れずとも、しばらくはこのまま暮らせそうです。改装時に配管も新規交換されている点は、安心材料と言えるでしょう。

抜かれた天井は高さが最大約2.8m。寝室になるであろう個室は確保しつつ、それ以外の空間はゆるやかに繋がっている開放的な間取りです。

インナーテラスがあるのもこの部屋の特徴。窓からのぞくと斜向かいには隅田公園があり、夏には隅田川の花火を間近で楽しめるそう。花火大会当日は目の前の道路まで人であふれるとのことですが、この部屋は混雑とは無縁の“特等席”。この日だけ部屋を高額でレンタルする入居者もいるらしいです。

ピカピカに保たれた優等生マンションではありませんが、そのぶん管理規約もゆるく、自由度が高いのも事実。

例えば、住居のみならず事業利用も許されています。住居兼事務所やアトリエなど、そんな用途によいのかもしれません。ちなみに、この部屋はキッチンスタジオとして貸し出されていたこともあったそうです。現時点では民泊も禁じられておらず、工夫次第でユニークな運用ができそうな余地があります。

ペットも2頭まで一緒に暮らせますよ（細則あり）。

※写真は残置物を撤去する前のもの