物件詳細情報
 

sale   NEW 住宅

物語のあるリノベーション

 
価格:
4,980万円 (税込)
面積:
56.05㎡
  
所在地: 豊島区雑司が谷
交通: 副都心線「雑司が谷」駅 徒歩1分/山手線「池袋」駅 徒歩15分/山手線「目白」駅 徒歩10分/都電荒川線「鬼子母神前」駅 徒歩2分
共益費: 6,250円
修繕積立金: 10,500円

ぱっと見だけではなかなか内容が紐解けない、語ることがたくさん詰まった物件が誕生しました。


こちらはグループ会社のtoolboxがつくった実験的リノベーション。既存をなるべく活かしながら、もともとの設備やマンションの個性を素材として捉え、長い時間向き合って生まれた物件です。


リノベーションという言葉が普及して久しいですが、最近はどれを見ても同じに感じてしまうような感じに。元になる建物もいろいろだし、設計やデザインする人もそれぞれ、そして住む人だって十人十色。いろいろな物件があっていいはずなのに。


そんな中、「まだ見ぬリノベーション、空間をつくる手法の確立を目指した。」とのことで、ワクワクしながら待っていた物件がついに完成しました!


まず、素材となるマンション自体もユニークなつくり。1フロアの形ではなく玄関が1つ下の階に位置し、専用階段で部屋まで上がるつくり。階段は90度に折れる動線を変更(!)し、押入だった場所から部屋に入るかたちに。


本来は階段下で靴を脱ぐ仕様でしたが、土足のまま上がれるようにコンクリート現しの仕上げにしてあります。以前は狭く暗い玄関でしたが、それだけで印象がガラッと変わりました。


トントントンと上がるにつれて広がる視界が高揚感を誘います。上がりきったところにある土間は、天井まで約2.6mと高めの設計。趣味のものなどが多い方のディスプレイスペースになったり、仕事場スペースにもなったり、多目的スペースとして妄想が膨らみます。


バルコニー越しには、爽快な眺めが広がりとても開放的。朝の青空も、夜の夜景もきれいで、風の抜ける気持ちいい環境です。スカイツリーが見えるのも嬉しいポイントですね。


部屋の間取りは2LDK。寝室はコンパクトですが、見晴らしもよく閉塞感はないつくり。もともとあった和室を活かして、畳が敷かれています。同時に木製のヘッドボードがデザインされているから、マットレスを置いて使うのがしっくりきそう。この折衷感に洗練さを感じます。


ビリジアングリーンのレバーハンドルが設置されたドアの先は洗面、シャワー、トイレのある空間。壁一面タイルの貼られたシャワーブースはさながらホテルのよう。そう、この部屋にはバスタブはありません。もともとの場所に置こうとすると、とても小さなバスタブになってしまう。そういった理由からシャワーを選択したようですが、海外製のシャワーはオーバーヘッドタイプで全身を温めてくれるものをセレクト。その分、開放的かつ個性的なバスルームが生まれました。


そして、フローリングは剥がさず溝を彫り直した上に塗装。キッチンはなんと既存を真っ二つに切って、L字型に作り直したものなのだそう。これぞ唯一無二、まだ使えるフローリングやキッチンを廃棄せずにアレンジし、昇華させるという今回の改装プロジェクトの賜物だと思います。


こうやってご紹介していくと、ひとつひとつの場所やパーツに歴史や試行錯誤のストーリーが詰まっているんだなぁと感じました。そして、リノベーションって本来はそういうものだったよなぁ、と気付かされました。


場所は雑司が谷駅からは徒歩1分と近く、池袋駅まで歩けば複数路線の電車が使える便利な立地です。歴史ある建物ですが、共用部は2022年に大規模改修され、築年数を感じされないデザインになっているのも◎


正直ここでお伝えできる事は、ほんの一部。この物件の魅力は、完成形はもちろんですが、つくるプロセスにあると思います。詳細が気になる!という方は下記toolboxへのリンクより「工事班の現場通信」という連載で読みものが掲載されています。ぜひ読んでみてください。

工事班の現場通信|toolbox


そこにある素材たちをどのように次につなげていくのか、プロフェッショナルたちがとことん考え、力を合わせてできた一室。この物件だからこその素材たちと見せ方。唯一無二な空間にぐっとくる方に見に来てもらえたら嬉しいです。



(1〜10枚目写真©Akira Nakamura)