価格：

1億3,800万円

面積：

113.40㎡（建物）
61.19㎡（敷地）

戸建ては、やっぱり自由で面白い。細部までこだわり尽くしたこの物件を見てもらえれば、そう感じてもらえるのではないでしょうか。

もともと印刷工場兼住宅として使われていた建物を、2012年にオーナーさんが購入してフルリノベーション。元作業場として使われていた1階部分は賃貸に、2階〜3階＋屋上を住宅として使用しています。

リノベーションの設計は、カーサブルータスの表紙なども飾られたことのある建築家の岡田公彦氏。部材や塗料選定などは、コピーライターであるオーナーが選定しつつ、内装をつくりあげました。

2階へ上がると、まずは大きなLDKがお出迎え。リビングは収納付きの小上がりですが、ファクトリーモダンと日本の古民家の融合といった、かなり独特なコンセプトを掲げられていて、小上がりの上に琉球畳を敷き、天井は鉄骨あらわしで仕上げています。

ダイニングスペースは、土間仕上げの床に大きな造作キッチンを設置。ASKO（スウェーデン）製の大きな食洗機、浄水器、ホシザキの業務用冷蔵庫がついていて、オーブンの置き場もあり、使いやすいキッチンです。

ホシザキの冷蔵庫には冷凍機能が付いていないため、オーナーさんは隣のパントリーに冷凍庫を置いています。

階段、廊下部分の東側壁面が、全て棚になっているのも本が多い方にはとても嬉しい仕様です。

3階は、寝室と洗濯機置き場、浴室といった構成。床は杉板の浮造りで踏み心地がとてもよく、壁は断熱塗料、収納建具にはリキッドコッパーという銅の粉末が含まれた塗料が塗装されています。

洗濯機置き場は室内干しもできるようにドライスペースを隣に設けていたり、そのままバルコニーに干せる動線が優秀。

内装をひと通り拝見させていただき、個人的に感動したのは、印刷工場兼住宅で使用されていた時代からある、もともとの壁や天井をあえて一部残していることで、ヴィンテージの家具や什器が馴染む空間になっているところ。これは自分では狙って出来ないな、、と脱帽せざるを得ませんでした。

他にも、遊び心あふれるトイレの壁の色だったり、1階は腐食ステンレス、2階が通常のステンレス、3階をスチールといった具合に階層ごとに素材を変化させているトグルスイッチなど、オーナーさんのこだわりポイントは、ここだけでお伝えできませんので、ぜひ現地でご説明させてください。

さらに、3階のルーフバルコニー＋屋上がついていて、オーナーさんは現在世界中から集めた珍しい植物を置いて育てています。

同じようにガーデニングをしてみたり、近隣への配慮などクリアできればバーベキューや焚き火、屋上キャンプなど、是非アウトドアリビングとして使い倒していただけたら。

さて、1階の賃貸部分については、2023年11月に江戸前鮨店がオープン。次号の「東京カレンダー」が港区の下町特集で、新店として掲載されるそうです。契約は月額11万円（税込）、10年間の定期借家契約（解約不可）という内容になっておりまして、その内容と貸主の立場を引き継いでいただきます。

不動産投資に興味がある方でしたら、賃貸併用住宅という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、今回の物件も同じような形でして、住宅ローン（銀行によっては賃貸併用住宅ローン）を組みつつ、月々の返済金額の一部を賃貸収入で相殺が可能なんです。

一般的な金融機関で住宅ローンを組む場合の要件として、延床面積の50%以上が自宅であること、というのがありますが、逆に言うと自宅以外の部分があってもいいということなんですよね。

もともと印刷工場兼住宅だった建物をリノベーションして自宅として住みつつ、1階で賃料収入を得ながら暮らす。考えてみれば実需でも、投資目線でも、パンチのきいた面白い物件ではないでしょうか？

ただし、1階を除くと居住面積は70㎡弱の1LDKであること、などは注意点として挙げられます。

ローンについてもちょっとした注意点などありますので、内見前にお伝えさせていただけたら。

あとは、10年ちょっと経つので、設備や防水などの修繕はそろそろかもしれません。浴室についても、ゆっくりお風呂に浸かりたい方は変えていただく必要もありそうなので、改装費用は少し見ておいた方が良さそうです。

立地については、高層ビルが立ち並ぶ「芝エリア」で、ビル群の間にこの建物があります。

芝は、「芝海老」の語源だったり、落語の「芝浜」の舞台だっ たりもします。当時から続く老舗天ぷら屋や、23区唯一 の酒蔵も近くに存在。さらに江戸時代には、この場所は 薩摩藩上屋敷の敷地内でした。西郷隆盛と勝海舟が会談し江戸城の開城につながった、歴史が動いた地でもあります。

また、「激辛ストリート」でメディアにもよく取り上げられる芝商店街も至近距離。銀座・新橋エリア、六本木・麻布十番エリアなどの主要繁華街にも、自転車や車で10分程度でアクセス可能です。

全国に数多の暖簾分けやフォロワーを生んだ「ラーメン二郎三田本店」も徒歩15分なので、ジロリアンの方にもおすすめ。

区役所などの主要な公的機関、大手病院、公園や名所旧跡なども徒歩圏内に多くあり、利便性高く、散歩やランニングにも最適な環境です。

それから、港区で人気の高い「芝小学校」が徒歩2分。この学校へ通わせたいがために芝浦地区等から引っ越してくるご家庭も多いとのこと。ここは、かなり嬉しいポイントです。

オーナーさんとしても、せっかくご自身でこだわり抜いてリノベーションをしたこの建物を、引き継いで使ってくださる方に届けたい、というお気持ちがあります。

他の物件には無い、この独特な世界観を気に入ってくださる方、不動産投資要素を楽しんでくださる方に、ぜひご検討いただけたら嬉しいです。

■家具はつきません

■耐震基準適合証明取得済み

■鉄骨の耐火被覆はアスベスト検査済みで、アスベストの含有なし（証明書あり）