価格：

4,880万円

面積：

75.6㎡

最上階からの眺めのよさ、そして建築士のオーナー自らが手がけた設計によるリノベーションが魅力の物件です。デザインと快適さを両立した、未来への回答のひとつ。

この部屋を改装したのが2009年のこと。建築士のオーナーが仲間と共に開発した新たな工法のモデル実例として施工され、改装の翌年2010年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

厚吹き可能な断熱材の上に漆喰を塗り、まるで洞窟のような独特なカーブを描く天井や壁。高い断熱性能を実現し、空調エネルギーの削減、つまり光熱費がかなり削減できているそう。

デザイン的にもなかなか類を見ないかたちです。が、実際に足を踏み入れると、主張・クセが強すぎる感じは意外とありません。

壁天井の白色と最上階の日当たりの良さが相まった結果なのか、「ただただ居心地がいいな」という気分。その中で、どうしてかな…？と考えて、よくよく見ると、あ！とようやくその独特さに気づけるというか。とても自然な感じ。

部屋のつくりは、大きなLDKと寝室＋書斎。現在はお子さんの部屋と、家族の寝室が同じ部屋にある状態です。

書斎は小さいながらも可動式の書棚や窓もあり、ワークスペースとしては充分かなと。

LDKの床は無垢のパイン材をスプーンカットしたもの。パイン材は柔らかく踏みごこちがいいのが特徴ですが、そのぶん傷が目立ちやすい材料。スプーンカットにすることで、傷は目立たず、飴色に経年変化した床材の素敵さだけが目立ちました。

環八沿いの建物なので、もしかしたら車の音がうるさいかもな…と心配だったのですが、窓を開けている状態でも、最上階のこの部屋では正直気になりませんでした。さらに窓は二重サッシなので、閉めてしまえば個人的には全然ネックにならないレベル。

また10階の最上階からの抜けた眺望は素晴らしく。天気のよい日には富士山や、夏の日には花火が望めるそうです。

築年は古めですが、耐震診断の結果、新耐震基準にも適合する耐震性を有する状態。

デザイン的にも性能的にも、なかなか希少な物件かと思います。ちなみに最大天井高さは2.55m。近隣には大きな公園もあり、子育てにもちょうどよいかと。

・2023年の2月頃、配管の大規模修繕を予定（2022年8月に総会にて決定予定）