田畑が広がり、多摩川にも歩いて行ける、のどかな環境を楽しめる地域。一軒ずつ区切るのではなく、ひとつながりの庭のように、みんなで育て、使い、楽しみ、リビングのように集まって。豊かな屋外空間を持つ暮らし。子どもからお年寄りまで、垣根なく寄りそえる場所。
リビングのような、子ども部屋のような、縁側のような、みんなで楽しめる庭をつくる。心地よい緑や風、ゆったりした時間の流れ、わいわい楽しむひとときも、一人で落ち着きたい時も。家の中だけでは得られない豊かな時間を感じられる空間と仕掛け、つくりましょう。家と家の間に、みんなの家があるような暮らし。
例えば、小さな子どもとお年寄り。同じような時間の流れの中にいる二人が、家族の枠をはみ出していっしょに過ごすような風景が見たい。あの人の隣に自分が住むことの意味とか、あの人と自分が違うことの価値とか、ふんわりと、しっかりと感じる暮らし。大げさじゃなく、関わり合えるといい。
福祉や医療の枠組みをほどいて、地域に開いた場をつくる取り組み。隣町でそんな活動をする、土地の所有者の家族が核になって立ち上がった、このプロジェクト。これまでの活動のエッセンスを注いで、住む場所を舞台に、あたらしい場づくりに取り組みます。