
『そらいろのたね』
作: 中川李枝子 絵: 大村百合子 出版社: 福音館書店
「うちがさいた! うちがさいた!」
ある日、ゆうじは模型飛行機を森のきつねが持っている「そらいろのたね」と交換することに。たねを地面に植えて、たくさん水をかけるとはえてきたのは「そらいろのいえ」。水をかけるとどんどん家が大きくなって、まちの子どもたちや森の動物たちまでやってくる。
『ぐりとぐら』で有名な中川李枝子&大村百合子の名作絵本だ。
すてきな家ができると、たくさん友達が集まってくる。みんなで一緒に住んで、どんどん楽しくてワクワクする家が大きくなっていく。

そらいろのいえはひとつの家だけど、これがまちだとしたら。
同じ魅力を共有して、どんどん友達が集まって、楽しいまちになっていく。これこそが「みんデベ」で目指すワクワク感だ。
ちなみに最後にきつねがやってきて、飛行機を返すから家はぼくのものだ!とひとりじめ。すると翌朝「そらいろのいえ」はなくなってしまう。まちの開発も、ひとりがおいしい思いをするつくり方じゃなくて、みんなが協力しあってつくっていこう。