みんデベの入り口「借り上げシェア」

買わなくても投資はできる。みんなが持っている“人を巻き込む力”を集めて、楽しい場ができれば、価値が生まれる。まちが変わる。

「みんながデベロッパーになる時代だ!」「今日から俺はデベロッパー!」と息巻いても、あまり大きなゴールを妄想しすぎると、どこから手をつけていいか途方に暮れてしまいますよね。

かといって、小さなことだけ考えて動いていると、それだけで疲れてしまって、なかなか先に進めない。

そこで一つの方法を共有したいと思います。「それならなんかできそうな気がする」やつです。

これを読んでいるような人は、一人で黙々と街づくりの勉強などをしているタイプではなく、もちろん利回りしか興味のない投資家でもなく、きっと楽しい仲間がいて、「面白いことしたいなぁ」と言っているような人が多いと思います。

そういう人には、人をひきつける才能があるはずで、その強みをいかすべきです。

やることはシンプル。
「空き家を次々に借りて、シェアの拠点にしていく」です。

シェアハウスはもちろん、サロンや小商い、はたまた民泊を組み合わせるのもありえるでしょう。

 

買わなくても投資ができる

まず、大きめの空き家を借りましょう。使われていない寮もありえます。

地方都市や、大都市の郊外の、空き家が増えている場所で、古い4LDKみたいなのを見つけて安く借ります。

買う必要はありません。
いまいち盛り上がっていない地域で買うのは、怖いでしょうから。

例えばそれを4人のシェアハウスにする場合を考えてみます。

若者たちを集めたり、シングルマザーを集めたり、あるいはノリのいい単身おばあちゃんたちでもいいかもしれません。

きれいにリフォームされている物件は家賃が高いから避け、そうではない戸建てを見つけ、「このままでいいですよ、修繕も不要です」と言って12万円で借りたとします。

多少の改装は必要なので200万円くらい内装や設備にかけると仮定しましょう。

それが楽しそうな場所になれば、5万円×4部屋で20万円の家賃が入り、8万円が毎月残ります。

年間で約100万円、経費や修繕費を引いて年80万円。

もちろん実際は空室も出るかもしれないし、いろいろ経費はかかりますが、投資額に対してはいい利回りになりますよね。

「借り上げシェア」を連続的にやっていくことは、うまくできる人たちにとっては、案外いい投資になります。

そう、買うだけが投資ではないんです。

 

住宅のシェアからはじめて、店や働く場所のシェアなど、街を楽しくする場づくりへステップアップ

 

ポイントは、巻き込み

もちろん人を巻き込む力は必要です。

シェアハウスなら地域外からも住み手を集める必要があるし、仕事場や店のシェアなら何らかの求心力が重要になります。

そのためにはチームを組んで、仲間を増やしながらみんなで人を集めていくのも有効です。

既にある地域のコミュニティに声をかけてみるのもいいでしょう。集まった人たちが、場の魅力を勝手に拡散してくれるような世界をつくっていくのです。

そうして物好きな人たちを巻き込んでいきます。

改装費などの資金は拠点を増やすごとに必要になりますが、実績ができてくれば徐々に借入もできるようになります。厳しいときは街の旦那衆も頼ってみましょう。それもまた、巻き込みです。

 

面白さや楽しさを、価値にかえる

そうすると、だんだん情報が入ってくるんですね。

空き家の情報、内装大工の情報、仲間に入りたい人、地元メディアなどなど。そのうち噂を聞きつけた行政や地場企業の若旦那が興味を持って近づいてきたり……。

そこでまた次の一手を考えるのです。
少しずつうまく前進していければ、気づくと街は変わり始めているでしょう。

イメージ、湧いてきましたか?

もちろん物件はそんなに都合よく存在しないし、人はそう簡単に動くものではないですが、道筋のイメージを持って、最初の一歩を踏み出すことが何より大事です。

この「借り上げシェア」は、大きい会社がやると、たぶん最初からつまずくんです。でも仲間を集められる人なら、できる。

皆がバラバラに持ってるものや機能を集めて共有して、楽しさに転換できれば、価値が生まれます。

みんデベするなら、借り上げよう。」

あなたも面白さを、楽しさを、今すぐ価値にかえていきましょう。

 

イラスト:monomolt