2009.8.18 |
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オーナーさんと入居者さんのハッピーな出会い
本物件のオーナーSさんから物件掲載のご依頼をいただき、東京R不動産で「ハッピーの予感」というタイトルで紹介したのは3年くらい前になるでしょうか。当時たくさんのお客様からお問合せをいただいた人気物件でした。
そこにご入居されたKさん夫妻。ご入居されてから赤ちゃんが生まれるなど、予感通りにハッピーな生活を送られていると聞き、改めてお宅にお邪魔させていただいてきました!
書斎の壁には素敵なイラストが!
新宿から中央線に乗って約30分、武蔵小金井に本物件はあります。
マンションの2階ですが、周りに背の高い建物がないため、室内は明るくて風通しもよく、またバルコニーも大きいので開放感があり、とても気持ちの良い空間でした。
(左)リビング。明るくて気持ちがいい。(中)かわいらしいキッチン。窓から隣の敷地の緑が見えて気持ちがいい。(右)入居者Kさんもお気に入り、レトロなデザインのドア。
住空間って住んでいる人の人柄が出るのでしょうか。家具やインテリア雑貨など、空間を構成しているものたちが、気張ることなく自然体で、とても心地がいいんです。
アンティークのミシン台をコンポ台代わりに。
もともとKさん夫妻は高円寺にお住まいだったこともあり、都心へのアクセスも便利な「中央線の沿線」を中心にずっと物件を探していて、都心からほどよい距離感の三鷹までを対象エリアとして検討していらっしゃいました。でも、この物件をサイトで見つけた時、三鷹よりも都心からやや遠い武蔵小金井でしたが、「この物件ならアリでしょう!」ということで、即お問合せをしてくださったそうです。(一概には言えませんが、三鷹を越えると賃料の相場も低くなるとか)
実際にこの空間を見てみた時の印象を聞くと、「もう、このまま住みたい!」と、ひと目で気に入ってしまったそうです。そのまま1時間くらい長居してしまったほどだったとか。
実はこの物件、もともとオーナーSさん夫妻が12年ほど前に購入し、リフォームをして住んでいた物件でした。
今でこそ、こんな気持ちの良い空間になっていますが、当初は和室、洋室に分かれた古いタイプの内装だったんです。
これは12年前、オーナーSさんが購入した際のリフォーム前の写真。
(左上)洋室と和室に分けられた、小分けの間取りでした。(右上)キッチンはこんな感じでした。(左下)壁をぶち抜いて広々と開放感のある間取りに。(右下)以上がbefore。
そして現在。
オーナーSさんが12年前にリフォームした時の図面。改装プランが書き込まれています。
改装OKの物件として募集された本物件でしたが、12年前のリフォームの際に造作された本棚ほか、床や壁、キッチン、ドアなどの建具も、オーナーSさん夫妻が住んでいた時の状態とほとんど変えていないそうです。
オーナーさんが素敵にリフォームしてくれていたからこそ、入居者は自分で手を加える必要もなく、余計な改装コストをかけなくて済んだと言ってもいいのではないでしょうか。入居者にとって、こんなハッピーなことはありませんよね。
今回の取材では、オーナーのSさん夫妻にもお話を伺うことができました。
「何かの雑誌を読んだ時に東京R不動産を知って、よくサイトも見ていました。入居者を募集する時も、地元の不動産屋さんにお願いすれば済む話だったかもしれませんが、東京R不動産で募集すれば、自分たちと価値観の近い人が入居してくれるんじゃないかと考えて、問い合わせてみたんです」
Sさんいわく、引き渡しの際は特にリフォームせずに、住んでいた時のままの現状渡しだったとか。あえてきれいにせず、その分、改装OKにして賃料も抑えて貸したいと思ったのだそうです。
「Kさん夫妻がお引っ越しをされた日に、わざわざお礼のお電話をいただいたんです。『で、さっそくなんですが...』と電話口でおっしゃるので、『うわー、さっそく何か問題が?!』とドキドキしたら、『壁に絵を描いてもいいですか?』って(笑)。壁の絵が出来上がった時に、お宅にお招きいただいて見たら、本当に素敵で。いい人に入ってもらってよかった! と思いました」
(左)壁画はKさんの友人のイラストレーターさんに描いてもらったとか。(右)向かって右側に座っていらっしゃるのがオーナーSさん、左側に座っていらっしゃるのが入居者のKさん。
本物件を担当したR不動産のメンバーいわく、
「Kさんが入居してくださった後も、センスとか価値観が近いからなのか、オーナーさんが住まわれていた頃の印象と変わらなくて、もとの良さが失われることなく、Kさんの色が違和感なく馴染んでいるような感じがする」とのこと。
オーナーのSさん夫妻と入居者のKさん夫妻、本当に気が合うらしく、今でもたびたび連絡を取り、お互いの家に招待し合ったりしたこともあるとか。取材の時も、「またSさんのお宅に遊びに行かせてください!」なんていう話で盛り上がっていらっしゃいました。
大家さんと入居者がお互い顔もよく知らない、なんていうことも多いなか、いい関係を築いていらっしゃる様子を拝見して、こちらまでハッピーな気持ちになったのでした。