あの、オレのビルへの愛情に変わりはないつもりだ。
だが、愛の前には障害がつきものだということを、改めて思い知っている。
もう銀行行った? いえ、実はまだ。
さっき電話したところです。
まずどこへかけるのがいいんだろう。アドバイスももらった上で、物件に一番近いところの都市銀のM銀行に電話してみた。
同じ銀行だったら、どこの支店であっても基準が違うということはないので
行きやすいところでいいですよ。ただ、強いていえば、銀行員の方の土地勘ということでは、物件の近くの支店のほうが話が通じやすいかもしれないですね。そう言われたからだ。
プルルル。
「あの、ローンの審査をお願いしたいと思っている者なんですけど」
人生で初めて発する、この台詞。
-はい 今担当の者と変わりますね。
「お電話変わりました」。物腰は優しい感じの、だが、どこか声のトーンにはどっしりとした印象を受ける女性銀行員の方が電話口に出た。
はじめてなんですが、今購入したいと考えている物件があり、ローンのことをご相談できればと思っています。
-住宅ローンでいらっしゃいますか?
ええ。
-価格はおいくらの物件なんですか?
36●△万円です。
-失礼ですが年収はおいくらくらいですか。
ええと、月の給与が●0万です。
-それでしたら返済能力的には問題ありませんね。物件についてですが、どんな建物ですか?
3階建てのビルで・・というか、古家付き土地として募集していた物件なんです。
登記上は、店舗・住宅となっていましたし、実際、自宅として使うつもりで購入希望なので住宅ローンでできないかなと思いまして・・現状は事務所としてお使いになっている状態です。
-お買いになったら、1階部分は住居としてお使いにならない?
いえ、3階ぜんぶを自宅として使用するつもりです。
-では、ぜんぶを住居として登記し直すと?
はい。
-改装はされるんですか?
ええ、お風呂やキッチンなど、最低限は家の仕様を整えないと私たちも住めませんから。
-じゃあ、住居仕様にされる、と。
そうです。
-土地の広さは?
●●平米です。
-古家とおっしゃいましたが、建物はどれくらいの年数経っているものですか?
ええと、昭和42年に建てられたようですね。
-築43年ということで。結構古いですね。ちなみにつくりは・・
鉄骨造です。
-なるほど・・。ローンにあたっては、土地と建物両方を担保の条件とさせていただくわけですが、もしかしたら建物の方の耐用年数がネックになる可能性があります。もしそれが理由で対象として扱えないということになるとお貸し出しできないことになってしまいます・・お調べしてみましょうか。
いったん電話はここまでとなったが、その後再連絡をもらい、「まだ審査に出してみないとなんとも言えないが受付は可能」と言ってもらった。ふぅ、緊張する。
申し込みを実際に行うにはどうしたらいいですか?
-では、ご用意いただく書類一覧をご自宅のほうにファックスさしあげますね。
あ、会社の方でいいです。自分が代表をしていますから。
(少し間が空いた)
- ・・・会社代表者の方でいらっしゃるんですか?
そうですよ?
-そうでいらっしゃいましたか。ちなみに・・・赤字などは、出していらっしゃいませんよね? なぜなら、赤字だと債務超過の扱いとなって受付ができない場合がございますので・・
実をいうと・・・
僕が代表をしている編集の会社は、前期と前々期、ちょこっと赤字だった。
(ごめんなさい、このブログで、赤字じゃないはず、と以前の回で書いてましたが、帳簿にずぼらで勘違いしてました・・誠にお恥ずかしい)
だが、うちの税理士さんにもらったアドバイスを頑張って説明した。
会社が赤字でもそれは社長の給与を高く取っているからであること、借り入れはなく会社の利益から返していこうと考えていること、赤字ではあるが債務超過ではない・・云々。
-なるほど、じゃあ、ともかくも書類をご用意いただいて、窓口までいらしていただいて、もろもろ見させていただいて、それからですね。
ええ・・。
以下、略。だいたいこんな感じで電話は終わった。
あー こわい。「なるほど じゃあ ともかく」は「大丈夫です」ではないしな。
どうなることやら。
用意することになった書類はまた次回に。



こんにちは。
はじめまして。
東京R不動産2拝見しました。
私も不動産好きなので、よろこんでみせて頂いています。
小ビルいいですね。
ローンの査定通ると良いですね。
私自身は、馬場さんご担当の長永邸のように
一部賃貸一部住居が希望です。。
どっかに私のお城ないかなあー。
こんにちは、2度目の投稿です。
僕も小ビル、小倉庫とか結構探しましたが、
銀行はいつも厳しかったですね〜。
恋する感じわかります。
売れちゃった倉庫、何回も前まで見に行きました。
築30年とかって、何かとむずかしいとは思いますが、
素敵な物件、手に入るといいですね、期待してます。
僕は結局、気まぐれで見に行った訳ありの土地にたどり着きました。
一目惚れで、結果オーライなんですが、
これから設計なので、道のりまだまだとても長〜いです。