news 2015.10.30
 

R不動産のメンバー、募集してます!

林 厚見(東京R不動産/SPEAC inc.)
 

不動産も街も、もっと面白くできるし、そのために僕らがやれることはまだまだある。だから、僕らと一緒に次の世界をつくってくれる仲間を募集します!自由や個性を重視するこれまでの働き方に加え、チームとしての連携へと軸足を移した新体制も今年からスタート。僕らは、次のステップへと進みます。

撮影:京嶋良太(上段左・中)

R不動産、次のステップへ

東京R不動産が始まって11年が経ち、その間に各地方都市のR不動産、団地や公共のR不動産、そしてR不動産toolboxや、密買東京、R studioなどの兄弟サイトもいろいろできました。

グループとして仕事の幅も広がりましたが、これからも僕らの仕事の原点であり中心になるのは、魅力的な不動産を見つけて、紹介していく仕事です。

そこで今年から、さらに多くの人々に住む自由や楽しさを届けていけるように、働き方も新しい形をつくり、東京R不動産の体制を拡充することにしました。

2014年1月に開いた「東京R不動産 公開新年会」。たくさんのお客さんに集まってもらい、新しい10年が幕を明けました。

フリーエージェントから新しい「チーム」へ

僕らは昨年から今年にかけて、みんなでチームのあり方を見直してきましました。

これまでは、フリーエージェントのチーム、つまり自由と自己責任のもとに、個人の自由や個性を最大限に重視しながら、チームの一員としての責任を担うスタイルで仕事をしてきました。今後もそうした働き方の良い部分は残していきますが、同時にそれだけではできないこともやりたくなってきたのです。

チームとして連携して物件を見つけ、仲介していく、という動きを一部に取り入れ、それによって一人ではなかなかできない新しいエリアの開拓をしたり、投資物件なども含めて、今まではあまり紹介していなかったタイプの物件を探したりという活動に、よりチャレンジしやすい組織をつくることになりました。また、経験の浅い人とベテランが連携していく、といったことを今まで以上に強化して、人の成長も加速できるようにしたのです。

自由と個性、そして同時に仲間・チームの連携、それら両方の良さを取る働き方を始めたのです。

目標達成のお祝いに、みんなで旅行に出かけたり。

どんな仕事?

今回募集する職種は、「物件仲介スタッフ」です。

では仲介とはどんな仕事なのか。外からはかなり謎が多いようです。「R不動産って、どんな仕事なの?」という質問を僕らはよく受けます。そこで、日常はどんな動きをしているのか簡単に説明したいと思います。

「物件仲介スタッフ」の仕事とは本質的には“魅力的な物件と、その魅力に惹かれる人の出会いをつくる仕事”です。

が、日々の仕事は「物件探し」「取材・掲載」「案内・調整」「契約」と、一つ一つは地道な仕事を次々にやっていくことになります。物件探しに集中する日もあれば、東京を一周するように動き回って取材・案内・契約をこなす日もあります。

物件は、自分の足で探したり、自分で構築したネットワークから情報を得たり、サイトに来る依頼や、ネット上に埋もれている情報から発掘したり。R不動産のお客さんがきっと待っている!と思える物件を見つけたら、僕らなりの視点でその魅力を表現し、サイトを通じて発信します。

何を得られるのか?

この仕事は、魅力的な物件と人をつないでいくことを通して、家の選び方や住み方がより豊かに楽しくなっていくよう、世の中にメッセージを伝え、人々の価値観や街に変化を起こしていく仕事です。そして、あくまでも自分の感性で魅力的だと思うものだけを紹介していくという意味で、「納得感」のある仕事でもあります。

同時に、不動産は大きなお金で買う・借りるものだけに、プロとして、ビジネスパーソンとしてのきちんとした知識を持って責任ある解決をしていく必要があります。不動産、法律、資金計画、内装・デザイン等の知識や、生活提案の力もつけていくことになります。

そして仲介の仕事は、基本的には「営業」です。営業はあらゆる仕事の基本であり、事業やプロジェクトをつくっていく人にとっても一番重要なスキルです。ただ「紹介して契約する」という単純なものではなく、感性を生かすことはもちろん、いろいろな問題に対して機転を効かせ、段取りをつけ、アイディアをひねり出し、交渉をしながら解決していくものです。

この仕事は、面白いというだけでなく、キャリアとしての展開性もあります。実際にベテランメンバーたちの中には、R不動産の仕事を続けながら、自分の会社で独自の事業を立ち上げている人が既に何人もいます。成果によっては報酬も大きくなるため、頑張っているメンバーは大企業で働く同世代の給料水準の2倍くらいの人もいます。

2010年の「書籍『東京R不動産2』出版記念パーティー」の様子。

経験は要るの?

不動産の実務経験は、必ずしも必要ではありません。
今のメンバーも、前の仕事はファッション業、木工職人、雑貨の仕入れ、バーテンダーなど、さまざまです。ただし仕事を始めてからは、宅地建物取引士の資格取得を勧めていますし、専門知識の吸収は必須です。大学新卒も、数年前に一人だけ採用したところ期待以上に成長しているので、また採用する可能性もあります。

なおグループには建築設計や、内装素材のECなどの関連事業もあるため、物件仲介の先にはそうした別の仕事との連携や、新規事業の立ち上げなどもあるかもしれません。

撮影:京嶋良太

最後に

サイトを始めた頃に思い描いていた世界は、ようやく少しずつ形になってきました。僕らがかつてイメージしていた“新しいスタンダード”が見え始めてきたような気がします。

でもまだまだこれからです。不動産も街も、もっと面白くできるはずだし、そのために僕らがやれることはいっぱいあります。

東京R不動産の仲間として、一緒に次の世界をつくりませんか?


ご応募はこちらから、お願いいたします。
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