

text= 薮下 佳代(編集者/カフェ+宿saro スタッフ)

東京にもあるんです、こんな景色。

釣りとか青空の下で読書とか。

海岸で早朝ヨガレッスン。

友だちの家に遊びに来たようにリラックスして、のんびり過ごしてください。
決してリゾートではありません
どこまでも続く青い海と白い砂浜はあるけれど、観光すべき場所は取り立ててないし、リゾート地と呼べるほど施設が充実しているわけでもありません。
そんな中途半端な島ではあるけれど、ボーっとしたり、海を眺めたり、星を見たり、魚を釣ったり、歩き回ってくたくたになったり、そんな何気ない普通の生活こそが、私たちにとってPricelessだったりするわけで。「そういう旅をする場所ってないような気がして。新島なら幸い何にもない(笑)」と共同オーナーの高野さん。
高級旅館でお籠りステイもいい。海外リゾートでスパ三昧もいい。しかし、現実に戻ったときの、弛緩しきった心と身体の反動がものすごい。
でも島は違います。朝早く起きて、一日遊んで、夜は早く眠る。そのシンプルな営みに身体も心も自然とほぐれ、元に戻っていくような感覚――そう、ストレッチして身体の歪みを直す感じ。だからこそ、私たちスタッフもみな東京で仕事をしながら、新島と行ったり来たりすることで、うまくバランスをとっているような気がします。
昨年saroでひと夏を過ごして、どこか遠くへ行くだけが旅ではないのだと知りました。旅というものが、新たな人との出会い、新たな発見の連続ならば、まさにsaroでの日々は、旅そのものだったのですから。
