文/馬場正尊(東京R不動産)
CETと東京R不動産との関係について
CET08とは、Central East Tokyo 2008 の略。毎年、神田・日本橋の空きビルを利用して行われる、街自体をギャラリーに見立てたアートイベントです。
今年は6回目で、地域にも定着してきました。さまざまな分野で活躍するアーティスト、デザイナー、編集者、建築家・・・が参加します。
そもそも、CETと東京R不動産には深い関わりがあります。両者は5年前、ほぼ同じタイミングで始まりました。空き物件をギャラリー化するのがCETの特徴で、東京R不動産は、その物件を探したり、イベントの後にその物件を掲載したりという連携をずっと続けてきたのです。今では東京じゅうの物件が載っていますが、初期のR不動産には、CETエリアの古い改装が必要な物件ばかりを集めていたのです。そういう意味で、アートサイトのようでした。今の「密買東京」が、ちょうどそんな空気を放っています。
しかし、そのアートと不動産のアンバランスが話題を呼び、やがてちょっとずつエリアや物件の幅を広げていったのです。だから、CETとR不動産は兄弟みたいな感覚が今でも残っています。
■最近このエリアでオープンしたギャラリー、アトリエなど。いずれも物件は東京R不動産で紹介しました。

1. TARO NASU GALLERY:国内外で活躍する現代アートギャラリー。空間デザインを青木淳建築計画事務所が担当したことでも話題に。
2. Co-Net:インテリアデザインを中心に、ウェブ・映像・デザインの企画、制作を行う。オフィス内にイベントスペースを併設。
3. Helmets Labo:日本橋大伝馬町にオープンした建築・デザインチームのオフィス。
4. UNDULATE:空間デザインにとどまらずフレグランスキャンドルのプロデュースも手掛ける。
5. yoshinob:ジュエリーブランドのアトリエ&イベントスペース。繊細で遊び心あふれるデザインが人気。
6. office echo:リノベーション・建築・広告・グラフィックデザインなど幅広く手掛ける。
かつては現代的なアートやクリエイティブの影が薄かった(ただし、江戸から続く伝統的クリエイティブは奥深いまま残っていた)このエリア。今では東京のなかでも有数のギャラリー集積地として注目を浴びるようになり、おいしい飲食店や、クリエイターのアトリエも増えてきました。最初からこのエリアに関わっている人間にとっては、なんだか感無量。昔は「空き物件ツアー」をやっていたのですが、今では「ギャラリーツアー」さえ、可能になっています。新しいコンテンツが、ここから発信されているのです。
この街の変化を、ぜひ見に来てください。
R不動産的なゲリラ戦、マニアックな視線からでも、街は変わってくものなのです。
CET08(Central East Tokyo 2008)は12月5日(金)〜12月14日(日)まで開催。
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